車の知識
これから車の購入を考えている方、車のことがいまいちよくわからない。
そんな方に知ってもらいたい、車に関する簡単な知識をいくつかご紹介いたします。

01
エンジンオイルって?
人間のいうところの心臓にあたるエンジンは、クルマにおいてもっとも駆使されるポジションにあります。そんなエンジン内を循環するエンジンオイルは人間で言うとまさに血液。
エンジンオイルを良い状態で維持することで、エンジンを長くベストな状態で保つことができます。
そのために重要なのが、エンジンオイルの管理です。
エンジンオイルの役割は主に5つあります。
①各部を円滑に動かす潤滑作用
②気密性を保つ密封作用
③燃焼などで発生する熱を吸収して放出する冷却作用
④燃焼によって発生した汚れを取り込む清浄分散作用
⑤サビや腐食からエンジンを守る防錆作用
この役割のどれが欠けてもトラブルの原因になるのでエンジンオイルは定期的なチェックと交換が必要となります。自分のクルマに合った粘度のエンジンオイルを選ぶことはもちろん、自分の走り方も考えてエンジンオイルを選ぶと、より長く愛車を快適に維持することができます。
02
タイヤ長持ちの秘訣
タイヤは車種や装着位置によって摩耗の度合いが異なります。タイヤの寿命を延ばし、経済的に使うためにはタイヤローテーション(位置交換)を行うことが秘訣です。
例を挙げると、FF車(前輪駆動車)は前輪タイヤの摩耗が後輪に比べて早く溝が減ってしまいます。重量のあるエンジンを前に積んでいること、前輪が駆動していること、前輪で操舵すること等、フロントタイヤに負担が掛かりやすいためです。前輪と後輪を入れ替えるローテーションを行うことで、タイヤ摩耗の度合いを均一にし、長期的な利用が可能です。


03
ブレーキパッドの交換時期
ブレーキパッドは、「厚さが2~3mmになったら交換」が目安だといわれています。
しかしブレーキパッドはタイヤの内側についているため、簡単に確認ができるものではありません。走行距離などから交換の時期を見極めましょう。
①走行距離
走行距離が長いからといってブレーキを踏む回数が多いとは限らないので走行距離だけでブレーキパッドの消費を正確に計算することはできません。しかし、一般に長く走っているほどブレーキを踏む回数も多くなるため、一つの目安となります。
普通車の場合は、3万km~4万kmほど走ったらブレーキパッドを交換すると良いでしょう。軽自動車の場合は、4万km~5万kmを目安にしてください。
②金属音が聞こえるかどうか
一部の車には、ブレーキパッドの交換時期を知らせる「パッドウェアインジケーター」が付いています。これは、ブレーキパッドの残りが少なくなると知らせてくれるもので、ブレーキを踏んだ時に「キーキー」という音が鳴ることが多いです。
ただし全ての車に搭載されているものではないので「金属音が聞こえないから大丈夫」ということではありません。
04
燃費を良くする5つのポイント
燃費良く運転をするためには、以下の5つのポイントが重要です。
-
不要な荷物はなるべくおろす
-
発進する時はクリープ現象を活用
-
停止の少し手前からアクセルを放す
-
一定の速度で走ることを心掛ける
-
必要以上の速度で走らない
このほかにも「エアコンを使わない」などといった方法も
効果的です。ですが、熱中症の危険や高速で窓を開けると排気ガスなどが気になるので無理のない範囲で上記5つのポイントを取り入れるのがオススメです。
